こんにちは、ヤマモトです。
今回は、ホモ・サピエンス全史を漫画で解説した「まんがでわかる サピエンス全史の読み方」を読んだ感想を話していきます。
この本を読めば、人生に新たな価値観が生まれると思うのでおすすめです。
漫画なので非常に読みやすく、読書初心者でもサクッと読めます。
本記事の内容
- まんがでわかる サピエンス全史の読み方のあらすじ
- まんがでわかる サピエンス全史を読んで学んだ点
- まとめ
まんがでわかる サピエンス全史の読み方のあらすじ
本書はベストセラーになった、ホモ・サピエンス全史を漫画でわかりやすく解説したものです。
原作の内容は、我々人類であるホモ・サピエンスが、どのようにして文明を発展させてこの世界の支配者になったかが書いてあります。
この漫画版ではニートの女の子が、水族館に行ったり、ボルタリングに挑戦することで色々と考え方を変えていくようなストーリーです。
人類は虚構(フィクション)を信じることができたおかげで発展してきた、農業のせいで人類は不幸になったなど新しい価値観を与えてくれる面白い本です。
まんがでわかる サピエンス全史を読んで学んだ点
僕が本書を読んで学んだ点は以下の通りです。
- ホモ・サピエンスは虚構(フィクション)を信じることで発展した
- 農業によって格差が生まれた
- 貨幣のおかげで世界は統一に向かっていった
順番に解説していきます。
ホモ・サピエンスは虚構(フィクション)を信じることで発展した
本書では虚構(フィクション)を信じることで、人間は発展してきたとあります。
虚構とは、例えば神話や宗教などがそうです。
この世は神が支配していて、神の教えに従えば天国に行けるとかですね。
神という存在がいるのかどうかは誰にもわかりませんが、宗教などではそれを上手に利用して集団をまとめています。
他にもお金がそうですね。
一昔前は金(きん)と交換できる券として流通していたわけですが、今では国家の信用という目に見えない価値を担保に使われています。
つまり、実用的な価値がないものにあたかも価値があるように思わされているとも言えます。
仮に、みんながお金なんてただの紙切れと気付いたら、お金が使えなくなり今の貨幣経済も終了しているでしょう。
みんなが、お金という虚構(フィクション)を信じることができるから今の世が成り立っているわけです。
農業によって格差が生まれた
農業によって多くの人が飢餓から救われてきましたが、農業はいい面ばかりではないと本書では書かれています。
農業が生まれたせいで格差が生まれたり、1つの土地に定住し続けないといけなくなったり、色々と問題も起きました。
さらに個別的な視点でみると狩をしていた時代の人の方が多くの知識を蓄えていたとあります。
狩猟時代では、食料を求めて1つの場所ではなく様々な場所を探索に行ったり、生き延びるために色々な知識が必要だったわけです。
現代で言えば、フリーランスに近い生き方とも言えますね。
フリーランスは会社員と違い、仕事を自分で探さないといけなかったり、給料の保証がないといったデメリットがあります。
生き残るためには様々なことを勉強しないといけないので、知識の面で言えばサラリーマンよりも多いということはありえます(もちろん人によるので一概には言えません)。
農業時代、狩猟時代どちらがいいか判断するのは難しいですが、考え方としては新鮮で面白かったです。
個人的には狩猟時代のあくなく好奇心と探究心を持って生きるという考えは好きですね。
貨幣のおかげで世界は統一に向かっていった
貨幣のおかげで世界は統一に向かっていったと本書ではあります。
確かに国籍や性別、宗教の違いなどがあってもお金のやり取りは成立していますからね。
貨幣がなければ物々交換をしないといけなくなるので、欲しい人同士が出会わないと取引は成立しなくなります。
しかし、貨幣が誕生したことで取引がスムーズになって商業も活発化していきました。
そのおかげで自動車や電化製品、娯楽品など様々な商品が開発され文明は発達してきたわけです。
貨幣がなければ今のような豊かな暮らしもできなかったと思うので、本当に偉大な発明だと思いました。
日本ではお金は汚いものだという価値観がありますが、逆にお金がなくなった世界を想像してみるとあまりに不便だとわかります。
まとめ
我々人類が辿ってきた進化を知ることは、これから先の社会を生きていく上でも役立つと思います。
今までにないような価値観を知ると、自分の人生についても色々と考えられるようになるので面白いです。
本書は本当に読みやすいので、ホモ・サピエンス全史に興味はあるけれど読書が苦手で読めないという人におすすめです。
値段も手頃なので、興味がある方は手に取ってみるといいでしょう。