この記事の対象者は、
- 新NISAで投資信託をつみたてている人
- これから投資を始めようと思っている人
などです。
本記事の内容
- インデックス投資のデメリット4選
- インデックス投資を成功させるためには忍耐力が必要
- 僕はインデックス投資と高配当株投資の二刀流でやっていく
この記事を書いている僕はコンビニバイトしながら株式投資している人間です。
投資歴は3~4年ほどで、インデックス投資と高配当株投資を行っています。
インデックス投資を何年も続けてきて思ったのですが、、、
インデックス投資をしても今の生活は楽になりません。
それをどうしてもお伝えしたくて、この記事を書きました。
インデックス投資を、楽してカンタンにお金を増やす手段だと思っている人がいるならぜひ最後まで読んでいただきたいです。
なお、今回の話はあくまで僕個人の意見にすぎないので、その辺はご了承ください。
インデックス投資のデメリット4選
紹介する内容は以下の通りです。
- 時間がかかる
- 現金が毎月減っていく
- 投資している実感が湧きにくい
- 売却するときのハードルが高い
順番に解説していきます。
時間がかかる
インデックス投資で資産を増やすにはすごく時間がかかります。
どれだけ早くても15年以上は投資し続けないといけません。
つみたて金額が少ない人は20~30年とかかると思います。
特に若い人は投資資金が少ないので、多くても月3万円とかしか捻出できないでしょう。
仮に18歳から投資を始めて、新NISAの枠1,800万円を全て埋めようとしたら、、、
月3万円だと50年かかります。
月5万円だと30年かかります。
なかなか時間かかりますね。
もちろん収入を増やせばもっと投資金額を増やせます。
それでも20~30年くらいはかかると思っておいた方がいいですね。
ちなみにつみたて投資枠600万円を埋めるだけなら、月3万円でも16年7ヶ月で埋まります。
関連記事:【36歳コンビニバイト】新NISAのつみたて投資枠は全世界1本で行きます
18歳からつみたてを開始しても、お金がたくさん増えるのは40~50歳くらいになると思っておいた方がいいでしょう。
よって、できるだけ早く資産を増やしたい人には向いていないかもしれません。
早く資産を増やしたいなら、とにかく投資金額を増やすしかないです。
月10万円をつみたてられるなら15年で1,800万円を埋められますからね。
現金が毎月減っていく
インデックス投資を始めると、現金が毎月減っていきます。
よって、お金に余裕がない人だと生活が苦しくなるかもしれません。
月収100万円の人が月5万円をつみたてるのは余裕でしょうが、
月収20万円の人が月5万円をつみたてるのはかなりきついでしょう。
お金を増やすためにやっているのに、お金が減っていく。。
つみたてが完了するまではその苦しみに耐えないといけません。
インデックス投資は売却しない限り、現金として使えませんからね。
悪い言い方をすると、今を犠牲にして未来に備えるのがインデックス投資だと思います。
それと、金融資産ばかりでなく自己投資や遊びにお金を使うのも大事ですからね。
よって収入の範囲内から無理なく投資するのがいいかもしれません。
投資している実感が湧きにくい
インデックス投資は、つみたて設定を1度したらやることはありません。
基本的に、分配金も再投資されていくので受け取れませんし(再投資コースの場合)。
本当にやることないんですよ。
よって、投資している実感が湧きにくいですね。
特にこれまで1度も投資をやったことない人だと尚更です。
僕はインデックス投資と並行して高配当株投資もやっています。
高配当株投資は、銘柄分析とかタイミングを見て投資をしないといけません。
インデックス投資みたいに完全放置は難しいわけです。
それと配当金を直接受け取れるので、投資している実感が湧きやすいです。
そのため個人的には高配当株投資の方が好きですね。
投資している実感がないと楽しくないですし、何より暴落時にパニックになるかもしれません。
自分が何をしているのかわからない人ほど、暴落時に投げ売りしやすいですからね。
インデックス投資への理解を深めるためにも、少しでいいので個別株などの取引を経験するのもいいと思います。
売却するときのハードルが高い
無事につみたてができても、次の問題があります。
そう、売却して現金化しないといけません。
「なんだ、別に売るだけならカンタンじゃん」
と思うかもしれませんが、これがなかなか難しいと思います。
再投資型の商品の場合(オルカンとかS&P500)は、元本ごと切り崩さないといけません。
これがまた心理的ハードルになるんですよ。
当たり前ですが、売れば売るほど資産は減っていきます。
インデックス投資を何十年も継続できた人は、おそらくお金が増えるのが好きな人だと思います。
そういう人ほど、減っていく資産を見てストレスや不安を感じるでしょう。
一応、4%ルールという有名な取り崩し方法がありますが、、、
果たしてうまく実行できるか疑問です。
こういう事情もあり、僕は高配当株投資も並行して行っています。
高配当株投資なら強制的に配当金という形で、現金が支払われますからね。
売却するストレスはないです。
インデックス投資を成功させるためには忍耐力が必要
インデックス投資は本当に忍耐力が必要です。
20年、30年と長期に渡り投資しないといけませんから。
僕はもう慣れたので、おそらく最後まで続けることはできると思います。
ですが、人によっては途中でやめてしまう人もいるかと。
それと、長い間投資をしているといつか必ず大暴落に遭遇すると思います。
その時にパニックを起こさず投資を続けられるメンタルも必要です。
とにかく忍耐力がいるのは間違いないでしょう。
残念ながら若くしてお金持ちになるのは無理だと思います。
これを聞いて若い方はがっかりされたかもしれませんが、それが現実です。
ただ、老後の資金問題を解決するための有力な方法の1つにはなると思います。
とりあえず、つみたてを続けて資産が増えていけば、お金の心配も減るでしょう。
お金の心配が減るだけでも、個人的にはかなり嬉しいと思います。
お金のストレスってかなり大きくて、健康にも悪影響でますからね。
そんな感じでインデックス投資をするメリットを、自分でも探していくのが大事かと思います。
僕はインデックス投資と高配当株投資の二刀流でやっていく
僕は、
- 超長期はインデックス投資
- 中長期は高配当株投資
この二刀流でやっていきます。
資産効率だけを考えるならインデックス投資1本の方がいいでしょうが、、、
インデックス投資はものすごく時間かかるので感情的に付き合いにくいです。
人間は残念ながら理屈だけじゃ動かないんですよね。
高配当株投資なら毎年定期的に配当金が受け取れるので、感情面は満たされます。
みなさんだって、給料日はいつも嬉しいですよね?
もし給料を20年働いたらまとめて払ってあげると言われても、おそらく嫌でしょう。
それと似たような感じで、配当金を毎年もらえる方が嬉しいのです。
配当金がもらえれば、今の生活も少し楽になりますし。
月5万の配当金がもらえるだけでも、家賃や光熱費の支払いなどに使えます。
ちょっとした贅沢をすることもできます。
インデックス投資で長期的な資産形成をして、高配当株投資で感情面を満足させる。
この二刀流戦略は、個人的にはかなりおすすめですね。
ただ、高配当株投資はインデックス投資よりも難易度が高いのでその辺は注意です。