四季報読破は大変だった。
こんにちは、ヤマモトです。
僕は株式投資をしているのですが、最近会社四季報を読破しました。
四季報というと、全上場企業のデータが書いてある本なのですが、お宝銘柄を探すのに必須です。
辞書くらいの厚さなのですが。。
なんとか全て読み終えました。
お宝銘柄もいくつか発掘できたので、得たものは大きかったです。
今回は、会社四季報を僕が読んで学べたことを解説していきたいと思います。
本記事の内容
- 会社四季報を全て読んで学んだこと5選
- 会社四季報を読んで投資すべきか検討する基準
- とりあえず会社四季報を読んでおけば大ハズレを引くことはないと思う
会社四季報を全て読んで学んだこと5選
僕が学んだことは以下の通りです。
- 日本にある上場企業の全体像がわかった
- えげつないほど儲かっている企業があるとわかった
- 知名度は低くても収益率が高い会社もあるとわかった
- 業界別の収益性がわかった
- 投資してはいけない会社があるとわかった
順番に解説していきます。
日本にある上場企業の全体像がわかった
会社四季報を読んだことで、日本にどのくらいの上場企業があるかわかりました。
その数はおおよそ4000社くらいですね(2022年時点)。
まあそれなりの会社があるわけです。
さらに会社四季報には何をしている会社なのか、わかりやすい解説があるため非常にありがたかったです。
例えば、
- 業界何位
- 市場シェア
- 〇〇の分野で世界一
- 海外比率
などといったデータが書いてあります。
特に、首位、断トツ、最大手、世界一位とか書いてある銘柄はすごく魅力を感じました。
日本株に投資をするにしても、まずはどういった会社があるか知らないといけません。
そうしないとバランスのいいポートフォリオを組むことはできませんからね。
とりあえずバーっと読んで、目ぼしい銘柄はリストアップしました。
えげつないほど儲かっている企業があるとわかった
会社四季報を読んでいるとえげつないほど儲かっている企業を発見できます。
具体的にいうと、
- 信越化学工業
- ファナック
- キーエンス
この辺はえぐいほど儲かっています。
営業利益率が30%~50%とか普通にあるので、とんでもないなと思いました(営利は10%あれば優秀)。
こういうことは日経平均など森全体しか見ていないと発見できないことです。
日本全体ではイマイチでも、個別の企業を見ていればまだイケイケのものもあるわけです。
そういう銘柄に投資すれば、将来的な値上がり益や増配も期待できます。
まあそういう銘柄はとっくに株価が上がっていて、配当利回りも低かったりするんですがね。
ある程度安くなる瞬間はありますが、超割安で買うことは難しいでしょう。
ちなみにこの記事を書いている段階で、とりあえず信越化学工業を1株だけ買いました。
予想利回りは2.5%くらいでしたが、まあまあかなと思います。
個人的に優良企業の株は、2%くらいで買えればいいかなと。
知名度は低くても収益率が高い会社もあるとわかった
あんま効き馴染みがない会社でも収益率が高い会社がたくさんあるとわかりました。
特にBtoB(法人相手に商売している会社)の会社は、一般消費者は知らない人も多いので隠れた優良企業があります。
例えば、
- INPEX
- 日本取引所グループ
- SMC
この辺は大手でめちゃくちゃ儲かっているのですが、知っている人は少ないかもしれません。
他にも中型、小型株でも利益率高い会社はいっぱいあります。
逆に有名企業でも利益率が低い、経営状況が悪い会社もいっぱいあるのでネームバリューだけで投資を判断するのは危険だと思いました。
そういう会社は自分で調べていかないとわからないため、四季報を読破するのはおすすめです。
業界別の収益性がわかった
会社四季報を読むと、業界別の収益性がよくわかります。
儲かっている業界はめちゃ儲かっている。
儲かっていない業界はマジで儲かっていない。
この辺がはっきりわかりました。
儲かっている業界で言うと、
- IT系
- 半導体メーカー
- 製薬会社
- コンサル会社
- 保険会社
- 銀行
- 不動産
この辺は営業利益率が高い会社が圧倒的に多かったです。
コストを低く抑えられるビジネスや、単価の高いものを売っているところはかなり儲かっているわけです。
逆に儲かっていない業界で言うと、
- 外食産業
- 鉄鋼メーカー
- 製紙メーカー
- 航空業界
- 農林水産
- 小売業
この辺はイマイチの会社が多かったですね(全てではないですが)。
固定費が高いビジネス、単価が低いものを売っているところはあんまり儲からないわけです。
儲かっているところに投資しないと、株価も下がりますし、配当金が減配されることもあるため気をつけないといけません。
投資してはいけない会社があるとわかった
四季報を読んでいると、投資してはいけないと思う会社についてもわかりました。
例えば、
- 連続赤字
- 不景気などが訪れると一瞬でピンチになる
- 無配転落
- 将来性がない
- 借金が多い
- 過去に不祥事を何度も起こしている
このようなところには投資したいとは思わないですね。
特に「継続前提に重要事象」と書かれている会社はいつ倒産してもおかしくないです。
よって極力手を出さない方がいいと思います(僕は絶対に投資しない)。
まあベンチャー企業などの場合、事業を拡大させることが優先になるため、利益を事業投資したり、借金をして赤字決算になることも珍しくありません。
うまく事業が軌道に乗れば、株価が何倍、何十倍になることもあるためそれにかけるのも手でしょう。
逆に事業が失敗して倒産するリスクも高いですが。
まあ僕の場合、高配当株投資がメインなためなるべく安定した会社に投資したいです。
値上がり益はほどほどでいいので、長期的に儲けてくれる会社がいいですね。
そうなるとどうしても大型株の比率が高くなります。
会社四季報を読んで投資すべきか検討する基準
ここからの話はあくまでも僕個人の判断基準です。
人によって考え方も変わってくると思うので、参考程度に聞いてください。
僕が投資すべきか検討する基準は以下の通りです。
- 営業利益率10%以上(できれば純利益率も10%以上)
- 売上高100億以上
- 毎年黒字を出しているか
- 配当金の減配はないか
- ROE10%以上
- 自己資本率50%以上
- ブランド力
- 市場占有率
こんな感じですかね。
こういったデータをもとに投資すべき会社かリストアップしていきました。
もちろん全てに該当する会社は非常に少ないのであくまで目安です。
ある程度は妥協しないと投資できる会社がありませんからね。
この中でも特に、売上高と営業利益率は重要視しています。
株価の値上がりも、配当金の支払いも全ては会社の利益が源泉ですから。
ここが悪いと投資する価値が激減します。
他にも減配が多かったり、無配転落した会社はなるべく避けるようにしました。
とりあえず上記の基準を元にリストアップして、そこからIRバンクや会社HP、株価などを見て投資判断しています。
こういった基準を設けることで、四季報を一周するスピードもかなり早かったです。
とりあえず会社四季報を読んでおけば大ハズレを引くことはないと思う
会社四季報を読んだだけでは、投資するための判断材料は足りないと思います。
四季報でとりあえず大雑把に判断してから、さらに深掘りして調べるのが大事です。
ですが、とりあえず四季報を読んでおけば大ハズレを引く可能性は激減するでしょう。
僕もざっと読みましたが、明らかに投資してはいけない銘柄があるとわかりましたから。
誰もが知っているあの有名企業ですら、数字で見ると微妙なものが多いですから。
そういう罠銘柄を掴まないためにも四季報読破は必須だと思います。
大変だと思いますが、自分の大事なお金を投資するのですから多少の努力と勉強は必要です。
まあどうしてもそういうのが面倒くさいなら、インデックス投資をやればいいと思います。
インデックス投資なら株に関する知識なくても始められますし、つみたてNISAなどの非課税制度も使えます。
僕もつみたてNISAで米国のS&P500に連動した投資信託を買っていますから。
関連:【毎月3,000円積立】つみたてNISAを1年続けた結果発表
完全放置で積み立てできるので非常に楽ちんです。
ただ、インデックス投資は投資している実感が湧きにくいのであんま好きじゃないですね。
僕は株について勉強することはそれほど苦じゃないので、これからも高配当株投資を続けていきます。