外貨預金をやってみた感想。
こんにちは、ヤマモトです。
僕は米国株に投資しているので、米ドルをいくらか保有しています。
元々は米国高配当ETFに投資していたのですが、一部売却してしまったので米ドルのまま証券口座に放置していました。
ですが、最近米国の政策金利が上がる話が出たため、とりあえず銀行に外貨預金することにしました。
それで1ヶ月が経ち、実際に利息を受け取ることができたので、今回はその感想を話していきます。
外貨預金やりたい人向けの参考情報も話しているので、どうぞお付き合いください。
*ちなみに僕は住信SBIネット銀行を使っています。
本記事の内容
- 1ヶ月で受け取った利息を公開【0.05ドル】
- 外貨預金やりたい人向けの参考情報
- 外貨預金の主なリスク2選
- 外貨預金をメインで考えるのはおすすめしない
1ヶ月で受け取った利息を公開【0.05ドル】
ちなみに僕は2,145.20ドルほど外貨普通預金に預けていました。
1ドル130円の場合、日本円で27万8,876円ですね。
1ヶ月で受け取った利息は驚きの、、、
0.05ドル(5セント)
1ドル130円の場合、6.5円ほどの利息になるわけです。
、、、
あまりに嬉しすぎて嬉しすぎて涙が出てきますよ泣
まあ、1ヶ月分の利息なのでこんなもんです。
利回りというのは1年間に受けとったと仮定した場合のものですからね。
例えば、100万円を年利1%で運用すれば1年で1万円増えます。
それを12で割って1ヶ月に換算すると、約833円ほどになるわけです。
*これはかなり大雑把な計算なので、後で詳しい計算方法を紹介します。
個人的には金額よりも、実際に利息を受け取る経験ができたのが嬉しいです。
おそらく日本人で外貨預金をやっている人は少ないですからね。
話のネタとしても使えそうです。
それと日本の金利に比べて、外国の金利は大きく動くのがわかりましたね。
日本円はずーっと低金利なので、その辺はすごく新鮮だと思いました。
感想としてはこのくらいとして、次項では外貨預金をやりたい人向けに参考情報を話していきます。
おそらく、多くの人が疑問に思うことなので参考にしてください。
外貨預金やりたい人向けの参考情報
紹介する内容は以下の通りです。
- 利息の受取日
- 利息は外貨か円のどっちで受け取れるの?
- 税金について
- 利息はどのくらいもらえるの?
わりとあるあるの質問だと思うので、しっかり答えていきます。
ちなみに僕は住信SBIネット銀行を利用しているので、それを元に話します。
利息の受取日や金利など、銀行によって変わってくるので、その辺はご自身で調べてください。
あくまで参考程度に聞いていただければ幸いです。
利息の受取日
住信SBIネット銀行の場合、利息は毎月支払われます。
公式HPによると第3土曜日に振り込まれるとあります(2022年5月時点)。
住信SBIネット銀行公式HP
僕も実際に第3土曜日に振り込まれていました。
どのタイミングで利息が振り込まれるかは銀行によって違うと思うので、公式HPで調べるといいです。
ちなみに楽天銀行の場合、2月、5月、8月、11月に利子の支払いがされるそうです。
楽天銀行公式HP
利息は外貨か円のどっちで受け取れるの?
利息は外貨で受け取ります。
おそらくどの銀行も現地通貨ベースで利息が払われると思います。
例えば、米ドル1万ドルを年利1%で運用したら、100ドル受け取れる計算です。
税金について
利息にかかる税金は株と同じで20.315%です。
受け取り時に自動で差し引かれるため確定申告は不要です。
ただ、為替差益の利益に関しては20万円を超える場合、自分で確定申告しないといけません。
その点は注意してください。
利息はどのくらいもらえるの?
利息は通貨や銀行によって変わってきます。
僕が預けている住信SBIネット銀行の場合、米ドルの普通預金金利が0.070%(2022年5月6日時点)です。
1万ドル預ければ年で7ドル増える計算ですね。
金利は変動金利のため毎日見直されます。
僕が確認した限りでは、米ドルの金利が0.001%の時もあれば、0.1%の時もありました。
ちなみに利息の計算は毎日行われています。
簡単な計算式を書くと、
口座にある残高×金利/365=1日当たりの利息
になるわけです。
例えば、口座に100万円あり、金利が5%だとすると、
100万×5%(0.05)/365=約136円
1日当たり136円もらえる計算ですね。
残高も金利も日々変動するため、毎日計算しているのだと思います。
最終的に全て足し合わせて利息を出しているわけです。
ちなみに銀行によっては、米ドル年利8%とか高い金利のキャンペーンをやっていることもありますが、、、
実際は7日とか1ヶ月限定の優遇金利の可能性が高いです。
その期間を過ぎると、0.2%とか0.3%とかに金利が落ちる可能性があるのでよく確認しておきましょう。
また通貨によってはすごく金利が高いものがありますが(トルコリラや南アランドなど)、、、
金利が高いということは大きなリスクがある可能性があるので注意です。
金利が高い理由はいくつかありますが、それだけ金利を上げないとお金が集まらない状況なわけです。
例えば、国が破綻しそうなほど財政状況が悪いとかですね。
国が破綻すれば、通貨が紙切れになる可能性もあります。
よって金利だけで通貨を選択するのは危険なわけです。
外貨預金の主なリスク3選
外貨預金にはリスクもあるので、しっかり解説していきます。
解説する内容は以下の通りです。
- 為替変動リスク
- 外貨交換時に手数料がかかる
- 預金保護の対象外
特に1番目の為替変動リスクは絶対に避けられないため注意してください。
では、順番に解説していきます。
為替変動リスク
これは外貨預金する際に絶対に避けては通れないものです。
基本的に外貨ベースでは元本保証されていますが、円に戻すタイミング次第では損する恐れがあります。
簡単にいうと、自分が交換した時よりも円高になれば損する可能性があります。
例えば、1ドル=100円の時に100万円分のドルを買ったとします。
それが1ドル=80円の時に円に戻すと80万円になります。
つまり20万円のマイナスになるわけです。
これは逆のパターンもあり1ドル=120円になれば、120万円になります。
つまり20万円のプラスになるわけです。
為替がどう動くかは誰にもわからないため、その辺が外貨預金の大きなデメリットだと思います。
ただ、米ドルやユーロなどの主要通貨ならそれほど大きく動くことも少なく、極端な円高円安は起きにくいと考えられます。
大きく動きすぎると、お互いの国にとってもデメリットになるため、国が介入することもありますからね。
例えば、為替介入とか政策金利を上下させるとかです。
外貨交換時に手数料がかかる
円預金と違って、外貨預金には外貨交換時に手数料がかかります。
どのくらいの手数料を取られるかは銀行や取引する通貨によって変わってきます。
米ドルで言うと、25銭かかるものや50銭かかるものもありまちまちです。
さらにこの手数料は往復でかかるため、実際に表示されている手数料の倍かかります。
25銭の場合、円から外国通貨に変えた際に25銭かかり、外国通貨から円に戻す際に25銭かかるわけです。
つまり合計50銭かかります。
ちなみに僕が使っている住信SBIネット銀行の場合、米ドルの交換手数料は4銭(2022年5月時点)と業界最安レベルです。
往復でも8銭しかかからないのでかなりお得です。
「何銭とか言われてもどのくらい手数料が取られるのかわからない」
と言う人もいると思うので、計算方法も紹介します。
交換する通貨の数量×外貨交換手数料率=手数料
このようになります。
具体例を出すと、1万ドルを手数料率4銭で交換する場合、
1万ドル×4銭(0.04円)=400円
片道の手数料が400円かかるわけです。
これが25銭なら2,500円、50銭なら5,000円と割と手数料の差はバカにできません。
預金保護の対象外
外貨預金の場合、日本と違い預金保護(ペイオフ制度)の対象外になります。
日本円なら1,000万円までなら、銀行が倒産しても戻ってきますが、外貨の場合は保護されません。
仮に預け先の銀行が倒産したら、最悪お金が全てなくなってしまう可能性もあります。
全てとは言わないまでも、一部しか返ってこないかもしれないので注意です。
外貨預金をメインで考えるのはおすすめしない
外貨預金をメインで考えるのはあまりいい選択とは思いません。
外貨預金は預金保護の対象外ですし、銀行によっては手数料を多く取られる可能性もありますから。
あくまでも米国株や米国債権などに投資するための待機資金くらいに考える方がいいです。
僕自身、最初から外貨預金するつもりはなく米国株を買う目的で外貨を交換しました。
よっていずれは再び米国株を購入するつもりです。
ただ、最近の円安の流れを見て、円だけ持っておくのもリスクあると思いました。
円だけでなく外貨(主に米ドル)を持っておけば、資産をより守れると実感しましたね。
よってこれからも外貨建て資産を増やしていきたいと思います。