数学が役に立たないと思っている人「数学なんて勉強して何の役に立つのだろう?正直、一部の専門職を除いて数学を使うことなんてないでしょ?」
こういった疑問に答えていきます。
本記事の内容
- 数学は役に立たないのか?その意見について個人的な見解を話す
- 実際に数学の知識を使ってみたいならプログラミングで活用するといい
- 役に立つかどうかという視点だけで物をみると視野が狭くなる
この記事を書いている僕は趣味で数学を勉強している人間です。
大学も行っていませんし、特に数学に詳しいわけではありません(どっちかというと不得意)。
ですが、数学自体は好きなので独学で学んでいるわけです。
結論から言うと、数学を勉強して損はないと思います。
僕自身、数学を勉強したおかげで身についたことも多いからです。
この記事を参考にして少しでも数学が役立つと思ってもらえれば幸いです。
数学は役に立たないのか?その意見について個人的な見解を話す
僕の数学に対する見解は以下の通りです。
- 数学は筋トレと一緒だと思う【思考能力アップ】
- 数学を学ぶと数字に強くなる
- カンタンな計算問題でもボケ防止にはなると思う
順番に解説していきます。
数学は筋トレと一緒だと思う【思考能力アップ】
数学は脳の筋トレみたいなものです。
数学を勉強することで、思考能力がぐんぐんアップしていきます。
筋トレして筋肉がむきむきになっていくのと似た感覚ですね。
思考能力が高まれば仕事でも、日常生活でもいくらでも役立てることができます。
特にネットの力で情報が溢れかえった今、
- 自分で情報を見極める力
- 得られた情報を元に考える力
- 自ら情報を発信する力
などが求められますからね。
いずれも思考能力が低いと苦労するわけです。
知識を増やす学問は多いですが、思考能力を鍛える学問は少ないので数学を勉強するのは本当にいいです。
他に思考能力を鍛える学問は、学校でいうと物理や現代文なんかがそれに当たると思います。
現代文で言えば、
- 抽象と具体
- 主観と客観
- 因果関係
- 対比
など役立つことがたくさん学べます。
数学と合わせて勉強すれば、より思考能力はアップされると思います。
数学を学ぶと数字に強くなる
数学を学ぶと数字に強くなります。
世の中のほとんどのことは数値化できるので、数字に強いと圧倒的に有利です。
例えば、
- 時間
- 体重
- お金
- 株価
- 気温
- 年齢
- 摂取カロリー
- 決算書
- 家計簿
などいくらでも数字で表せますからね。
数字を使うことで客観的に考えられたり、説得力のあるプレゼンなどができるわけです。
他にも具体性を上げたり、他のものと比較する際にも数字は使えます。
具体例を出すと、
- お店の売り上げが去年より上がりました
- お店の売り上げが去年より500万円増えました
後者の方がわかりやすいと思います。
前者の場合、いくら上がったの?と聞き返さないといけませんから。
ただ、気をつけたいのが数字自体が間違っている可能性もあるので注意です。
例えば、「8月の東京の気温は-10度でした」のように明らかに数字が間違えていることもありますからね。
こんな極端な間違いは少ないですが、できれば情報ソースをしっかり確認しておくと安心です。
数学の問題だって1桁でも数字を間違えると計算が狂ってしまうのと似た感じです。
計算があっているかしっかりと確認しておくことで、間違いを防ぐことができます。
数学を通してそういう正誤を確認する能力もつくのは本当にいいです。
カンタンな計算問題でもボケ防止にはなると思う
数学の難しい問題は「ウェ〜、、、」ってなる方も多いと思います。
問題が解けないから数学が嫌いな人も多いですからね。
ですが、カンタンな計算問題しか解いていなくても、ボケ防止くらいにはなると思います。
計算をするという行為は、かなり頭を使うのでスポーツでいう準備体操くらいにはなります。
それにカンタンな問題でも解ければ達成感はあるので楽しいですよ。
最初は小学校レベルの四則演算から始めて、分数の計算や図形の問題でも解けばいいです。
それから中学レベルに進んで、二次方程式、因数分解などやってけばいいです。
もっとレベルを上げていきたいなら、高校レベルの三角関数や微分積分の計算問題に挑戦すればいいと思います。
難しい計算もできるようになれば、自信もついてくると思うので、ぜひやってみてください。
余裕があれば文章問題などしっかり考える問題にチャレンジしていけば、より思考能力はアップします。
実際に数学の知識を使ってみたいならプログラミングで活用するといい
実際に数学の知識を役立てたいならプログラミングで活用するといいです。
プログラミングはパソコンがあれば在宅でできますし、数学の知識を使うこともありますからね。
特に関数という概念はプログラミングにおいても非常に大事です。
関数をカンタンに説明すると、
「1つの数が決まれば、もう1つの数が決まる数」
のことを言います。
例えば、
X+10=Y
このような式ですね。
Xに5を入れればY=15
Xに20を入れればY=30
などXの数を確定すれば自ずとYが導けるわけです。
この考え方はプログラミングでもめっちゃ使います。
プログラミングで電卓を作る場合、
X+Y=Z
みたいに3つの未知数をまずは置きます。
そして、
- X=1~100
- Y=1~100
- Z=XとYを足した数
みたいなコードを書けばいいわけです。
そうすれば、X=20,Y=30の時、Z=50になるといった感じです。
足す部分は、引く、掛ける、割るを追加することもできます。
実際のコードとは違うのですが、イメージ的にはこんなことをコンピューターに命令します。
このようにプログラミングでは数学の知識を使われているわけです。
他にも機械学習では、
- 微分
- 線形代数
- 統計
などの知識が使われるみたいです。
僕の場合、数列の知識を利用して複利計算ソフトを作ったこともあるので、プログラミングでは数学の知識を大いに活用できます。
あと、数学じゃないですけれど、物理の力学とかはアクションゲームを作る時などに使われていますね。
例えば、
- 速度
- 慣性力
- 重力
などがゲーム内でも設定されています。
マリオで言えば、ジャンプしても時間が経てば落下しますし、ダッシュすることで速度を変えていますよね。
このようにアクションゲームを作ったりする時は、数学だけでなく物理も役立ちます。
最近では、プログラミングを無料で学べるサービスも増えてきたので、興味ある方はどうぞ学んでみてください。
役に立つかどうかという視点だけで物をみると視野が狭くなる
これは数学に限らず何にでもそうですが、役に立つか立たないかで考えると視野が狭くなります。
- 「そんなもん勉強しても意味ない」
- 「仕事に関係することだけ勉強すればいい」
- 「そんなん勉強して将来役立つの?」
こんな気持ちになってしまうと、新しいことに挑戦する時の足かせになります。
世の中やってみたら楽しいことなんていくらでもありますからね。
役に立つかどうかはやってみてから判断すればいいです。
研究だってそうです。
研究は最初から世の中に役立つかどうかわかりません。
こんなもの研究しても時間もお金も無駄だから意味ないとか言っていたら、何も生み出せません。
それと同じで、最初から役立つか立たないかで考えるのではなく、興味があれば積極的に色々やっていけばいいです。
その中の1つとして、数学を勉強するのもいいんじゃないかと思います。
こちらの数学記事も好評のためおすすめです。
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