初心者に金投資おすすめしない理由3選【株と比較してコスパ悪いから】
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こんにちは、ヤマモトです。

今回は、

  • 金投資に興味ある人
  • 投資初心者の人

などを対象に話していきます。

本記事の内容

  • 初心者に金投資おすすめしない理由3選
  • 金投資のメリット
  • 金投資は攻めではなく守りの手段だと考えた方がいい

    この記事を書いている僕は株式に投資している人間です。

    今のところ順調に利益を増やしており、含み益を合わせると10万円以上の利益を出しています(2021年4月時点)。

    金への投資も考えたことはありますが、今のところ投資する予定はありません。

    理由としていくつかあるのですが、株と比較すると旨味は少ないと感じるからです。

    この記事では、初心者に金投資おすすめしない理由を解説しているので参考にしてください。

    初心者に金投資おすすめしない理由3選

    初心者に金投資おすすめしない理由は以下3つです。

    1. 配当金や利息を受け取れない
    2. 手数料が高い
    3. 会社みたいに事業が成長しない

      順番に解説していきます。

      配当金や利息を受け取れない

      金は株や債券みたいに配当金や利息を受け取れません。

      値上がりでしか利益を出すことはできないため、高値づかみをするとずっと塩漬け状態になります。

      株みたいに配当金がもらえれば、株価が回復するまで待つことができますが、金の場合はただただマイナスの資産を持ち続けることになるわけです。

      結局マイナスに耐えられなくなって、損切りすることになるかもしれません。

      それに配当金がもらえないと、複利効果も活かせないのが難点です。

      例えば、

      100万円投資して、年利3%で運用すると103万円になりますよね。

      そして、その103万円を年利3%で運用すると106万900円になります。

      それを10年続ければ約134万円の資産になります。

      つまり値上がり益がなくても、10年で34万円もお金が増えるわけです。

      年数が増えれば増えるほどさらに収益の差は広がっていきます。

      金だとこの複利の力が活かせないのが非常に大きなデメリットです。

      手数料が高い

      金は様々なところで手数料が発生するため高いコストがかかります。

      特に現物で保有する場合はかなりの手数料を取られます。

      例えば、

      • 購入手数料
      • 加工費
      • 保管コスト

        など金の市場価値に上乗せされてお金がかかるため、買った時点で大きなマイナスになるわけです。

        比較的安く金に投資できる金ETF(証券市場で売買できる投資信託)なら低いコストで投資することはできます。

        ただ、1番有名なSPDRゴールド・シェアETF【GLD】でも信託報酬(年間にかかる費用)が0.40%と米国株ETFと比べると割高な印象です。

        *僕が持っている米国株ETFは信託報酬が0.06~0.08%とかなり安いです。利回りも3~6%くらいあるので非常に満足しています。

        僕が持っている米国株ETFについて詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ。
        【2021年版】僕が保有している3つの米国ETFの配当金と売却益を紹介

        会社みたいに事業が成長しない

        金は会社と違い事業が成長することはありません。

        ゆえに配当金を生み出してくれることもありませんし、金価格が上がるかどうかの予測も難しいです。

        株の場合、企業の収益を元に配当金が増額されたり、株価が上がったりするので多少は予測できます。

        例えば、新型iPhoneが爆発的に売れれば、今年のアップル社の利益は大幅にあるだろうなといった感じです。

        さらに企業が成長すれば、高値で株を買ってしまっても最高値を更新し続けてくれれば塩漬けから脱出もできます。

        金の場合、価格が上昇するかどうかは、その時の世界情勢などによって左右されるので予測は困難です。

        10年、20年最高値を更新しないこともあるかもしれません。

        金投資のメリット

        金のデメリットばかり話してきましたが、一応メリットもあるので解説していきます。

        解説する内容は以下の通りです。

        • 株価が下がった時のリスクヘッジになる
        • インフレ対策になる

          順番に解説していきます。

          株価が下がった時のリスクヘッジになる

          株価が下がると金が上がる傾向があります。

          つまり金を持っておけば株価が下がった時の保険になるわけです。

          例えば、株に100万円、金に100万円投資したとしましょう。

          100万+100万=200万

          仮に株が半分の50万に下がったとしても、金が150万円に上がれば、

          50万+150万=200万

          このように損失を相殺することができるわけです。

          仮に株に200万円全額突っ込んでいたらマイナス100万円になりますからね。

          上記の例えはかなり極端ですが、要は株の含み損を抑える役割をしてくれるわけです。

          人によっては、大きな含み損を見るとパニックを起こしてしまうので、それを防ぐために金へ投資するのはありだと思います。

          インフレ対策になる

          金は地球上に存在する数が限られているため、紙幣みたいに大量発行することができません。

          紙幣を刷りまくるとお金の価値が下がって、インフレになります。

          ゆえに現金ばかり持っていると、インフレが起きれば損をします。

          金の場合、埋蔵量が限られているので価値が下がりにくいわけです。

          インフレ対策として、一定数の金を持つのは悪くはないと思います。

          ただ、株もインフレ対策として強いと言われているので、まずは株に投資した方がいいと個人的には思います。

          金投資は攻めではなく守りの手段だと考えた方がいい

          金投資は攻めではなく守りの手段と考えましょう。

          株価が下がった時の保険としての役割は果たしてくれると思いますから。

          ただ、初心者が投資するならまずは、株か債券にした方がいいと個人的には思います。

          特に株は僕も投資して実際に利益を上げているのでおすすめです。

          株なら配当金がもらえるので複利運用もできますし、企業が増収増益を続けてくれれば配当金アップ、株価上昇も見込めます。

          また、株はインフレ対策としても強いと言われているので、わざわざ金に投資するメリットは薄いです。

          金は株や債券、不動産などにも投資して、それでももっと資産分散をしたい場合に投資候補に上がるくらいかなと僕は思っています。

          以上から僕は当分金に投資しないつもりです。

          どうしても金に投資したいなら金ETFにでも投資しておけばいいと思います。

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