この記事の対象者は、
- 米国株に興味ある人
- 円以外の資産に投資しようと思っている人
などです。
本記事の内容
- 僕が保有している米国ETFを4つ紹介
- つみたてNISAで運用している投資信託
- その他のドル建て資産
- 日本だけでなく外国に投資するのもリスクヘッジとして重要
この記事を書いている僕はコンビニバイトしながら株式投資している人間です。
株式投資歴は3~4年ほどで、インデックス投資と高配当株投資を行っています。
今回は、僕が保有しているドル建て資産を全て紹介しようと思います。
かなりボリュームがあると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
ちなみに僕はSBI証券を利用して投資しています。
*一応きちんと調べましたが、僕は専門家ではないので、多少の間違いはご了承ください。
*この記事で紹介しているデータは、2024年2月時点のものです。
僕が保有している米国ETFを4つ紹介
まずは、米国ETFから紹介です。
紹介する商品は以下の通りです。
- VYM
- HDV
- SPYD
- AGG
ETFをカンタンに説明すると、個別株のように市場で売買できる投資信託のことです。
ETFを1つ買うだけで、何十~何百社へ分散投資できる素晴らしい商品です。
僕が紹介する商品は、利回りも3~5%は取れて、手数料も安い優れものばかりです。
では、順番に解説していきます。
*後述で紹介する信託報酬とは、毎年払う管理コストのことです。
例えば、信託報酬0.06%の場合、1,000ドル投資したら毎年6ドル取られます。
VYM
*出典:Google
- 直近の配当利回り:3.89%
- 構成銘柄数:447
- 信託報酬:0.06%
- 分配金の支払い:年4回
世界最大規模の資産運用会社であるバンガード社が販売している商品です。
VYMは、幅広く米国の優良企業に投資されている商品ですね。
僕は勝手にバランスのVYMと呼んでいます。
直近18年のチャートを見ると、右肩上がりになっています。
セクターを見ると、
*バンガード社公式HPより:https://investor.vanguard.com/investment-products/etfs/profile/vym
こんな感じで、バランスよく色々な業界に投資されています。
有名なS&P500に比べて、ハイテク銘柄の比率は少なめです。
信託報酬も0.06%と安く、かなり優良なETFだと思います。
もしどれか1つだけETFを選べと言われたら、僕はこのVYMを買うと思います。
構成銘柄数も多く、セクターのバランスもいいため、安心感も大きいですからね。
HDV
*出典:Google
- 直近の配当利回り:3.75%
- 構成銘柄数:75
- 信託報酬:0.08%
- 分配金の支払い:年4回
世界最大の資産運用会社、ブラックロックが販売している商品です。
HDVは、米国の財務優良企業の中から、配当利回り上位75銘柄(銘柄数は変化する)に投資されている商品です。
僕は勝手に守りのHDVと呼んでいます。
直近13年のチャートを見ても、緩やかですが右肩上がりになっています。
セクターを見ると、
*ブラックロック社公式HPより:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239563/ishares-core-high-dividend-etf
ヘルスケア、生活必需品など景気の変動を受けにくい銘柄が多いです。
守りに強いといっても、配当利回りもそこそこ高いのが魅力的ですね。
HDVは、銀行や不動産など景気敏感株にあまり投資したくない人には、向いている商品だと思います。
SPYD
*出典:Google
- 直近の利回り:5.54%
- 構成銘柄数:80
- 信託報酬:0.07%
- 分配金の支払い:年4回
バンガード、ブラックロックと並ぶ世界最大級の資産運用会社ステート・ストリートが販売している商品です。
SPYDは、S&P500銘柄の中から、利回りが高い80銘柄(銘柄数は変化する)に投資されている商品です。
僕は勝手に攻めのSPYDと呼んでいます。
直近9年のチャートを見ると、割と激しく値が動いていますよね。
セクターを見ると、
*ステート・ストリート社公式HPより:https://www.ssga.com/jp/ja/individual/etfs/funds/spdr-portfolio-sp-500-high-dividend-etf-spyd
景気の影響を受けやすい、不動産・金融だけで約46%を占めています。
このようにかなり攻めたETFになっています。
そのため好景気には強いが、不景気に弱いと言われます。
利回りが高いのは魅力ですが、暴落時のダメージもでかいので、持ち過ぎには注意です。
AGG
*出典:Google
- 直近の配当利回り:3.57%
- 構成銘柄数:11,436
- 信託報酬:0.03%
- 分配金の支払い:年12回
世界最大の資産運用会社、ブラックロックが販売している商品です。
AGGは、株ではなく債権に投資されています。
米国の安全性の高い債権(国債やAAAの社債など)に幅広く投資されている商品です。
債権は株と違い値動きが緩やかなのが特徴です。
直近21年のチャートを見ても、値動きは緩やかです。
セクターを見ると、
*ブラックロック社公式HPより:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239458/ishares-core-total-us-bond-market-etf
財務省だけで約42%を占めていますね。
債権は株よりは安全性が高いので、大きなリスクを取りたくない人に向いているかもしれません。
それと、分配金を毎月受け取れるのも特徴です。
ただし、AGGは新NISAの対象外なのが残念なポイントです。
ちなみに僕は、将来的にAGGを売却予定です。
つみたてNISAで運用している投資信託
僕はNISAのつみたて枠を利用して投資信託も買っています。
保有している投資信託は以下2つです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
どちらも人気商品なので投資している人も多いと思います。
もしかしたら知らない人もいると思うので説明すると、どちらもドル建て資産です。
2つともファンド内で円をドルに両替して投資されています。
そのため為替レートの変動を受けるわけです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
*出典:SBI証券
米国を代表する指数であるS&P500と連動した投資商品です。
カンタンに言うと、米国を代表する大型株500社に分散投資されている商品です。
組入銘柄上位は以下の通りです。
*日経新聞公式HPより:https://www.nikkei.com/nkd/fund/portfolio/?fcode=03311187
2023年11月時点では、マイクロソフトとアップルが同率1位ですね。
僕はこちらの商品を旧つみたてNISAで投資していました。
関連記事:【36歳フリーター】旧つみたてNISAで3年3ヶ月投資した結果を発表
現在はつみたてをやめており、売らずに放置しております(新NISAから全世界に切り替えました)。
6年間のチャートを見ると右肩上がりですね。
S&P500は、米国を代表する大型株500社をもとに作成されている指数です。
設立以来、ずっと右肩上がりを続けている伝説的な指数でもあります。
ゆえに、新NISA対象の投資信託の中でも人気の高い商品ですね。
全世界かS&P500、この2つのどちらを選ぶか悩んでいる人も多いと思います。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
*出典:SBI証券
僕はこちらの商品を新NISAのつみたて枠で投資しています。
こちらの商品は、MSCIオールカントリーインデックスという指数に連動した商品です。
世界47カ国、約3,000銘柄に分散されています。
カンタンにいうと、世界中の会社に分散投資された商品です。
6年間のチャートは、S&P500と同じような値動きをしています。
理由は以下のグラフを見るとよくわかります。
*2024年1/19作成の目論見書より
このグラフのように、アメリカが60%以上を占めています。
つまり、全世界といってもほぼアメリカの会社というわけです。
よって現時点では、S&P500と全世界どちらを選んでも大差ありません。
ただ、僕はアメリカだけでなく世界全体にも投資したくなったので、オルカンに切り替えました。
この辺は好みによるのかなと思います。
関連記事:【36歳コンビニバイト】新NISAのつみたて投資枠は全世界1本で行きます
その他のドル建て資産
メインとなるドル建て資産の説明は終わりました。
残りはおまけみたいなものですが、せっかくなので紹介します。
- 外貨建mmf
- アメリカ国債
この2つを紹介していきます。
外貨建mmf
外貨建MMF(マネー・マーケット・ファンド)とは、格付の高い外貨建て(米ドル、南アフリカランド、トルコリラ)の短期証券に投資する投資信託です。
*SBI証券より
米国株投資をする際に、余ったドルの運用先として人気があります。
売買もカンタンにでき、元本割れを起こす可能性が低い商品でもあります。
僕が保有している商品は基本1ドルで固定されています。
外貨建mmfといっても色々種類ありますが、僕はドル建てのものしか買っていません。
僕が投資している商品:ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド
*SBI証券より(2024年2/8時点の利回り)
こう見ると利回りが約4.8%とかなり高いですね。
コロナの時とかは、0.1%とかしか利回りなかったのに。。
時期によって利回りの変動が激しいです。
ちなみに分配金は毎月自動で再投資されます。
それと外貨建mmfは新NISAの対象外なのでご注意を。
アメリカ国債
アメリカ国債は現在は保有しておりません。
過去に少しだけ買っていたので、一応紹介します。
アメリカ国債は満期まで保有すれば元本割れを起こすことはありません。
ゆえに安全性はかなり高いと思います(アメリカが破綻でもしない限り)。
アメリカ国債は大きく分けて、
- 利付債
- ストリップス債(割引債とも呼ばれる)
があります。
利付債はカンタンで、国債を保有している間は利息がもらえます(年2回くらいに分けて)。
ストリップス債は、満期にまとめて利息を受け取る国債ですね。
*SBI証券より(2024年2/8時点)
僕はストリップス債の方を満期まで保有していました。
画像のように満期が長いものもあれば、短いものもあります。
国債は株式よりも安全性は高いですが、新NISAの対象外なのがネックです。
歳をとってリスクを取れなくなったら、再び保有を検討してもいいかもですね。
日本だけでなく外国に投資するのもリスクヘッジとして重要
日米と両方に投資してきて思ったのですが、、、
日本だけに投資するのはリスク高いなと思いました。
特に為替の影響は無視できません。
この記事を書いている2024年2月時点では、1ドル148円くらいまで円安が進んでいます。
3年前は1ドル105円くらいだったのに。。
たった3年で40円以上も動くなんて衝撃すぎです。
こういう現状を見ると、円だけでなくドルなども保有したくなります。
とりあえずドルが世界で1番使われている通貨なので、円とドルを半々くらいで持ちたいなと思います。
米国への投資を難しいと思っている人は、とりあえずS&P500か全世界の投資信託を買えばOKです。
あれも円をドルに両替して買っているので、外貨建て資産ですから。
ETFなどに投資するのは株式投資に慣れてきてからでもいいと思います。
それでは長くまでお付き合いくださりありがとうございました。