この記事の対象者は、
- 貯金し過ぎと思っている人
- 目的なく貯金が増えることに疑問を感じている人
- 貯まったお金の使い道を考えている人
などです。
本記事の内容
- 貯金をやりすぎてもいい理由3選
- 貯金を否定してくる人の特徴
- 貯金をやりすぎている人が気をつけること4選
- お金がありすぎて困ることはない
この記事を書いている僕は貯金肯定派です。
どのくらい貯金があるか公開することはできませんが、少なくとも1~2年は無職になっても生活できるくらいあります。
貯金し過ぎと感じている人もいるでしょう。
結論を言うと、貯金し過ぎて困ることはないと思います。
僕も貯金あり過ぎて困ったことは一切ありませんし、貯金して後悔した人を見たことありません。
ただ、貯金だけすることにリスクがないわけではないので、その辺を踏まえて解説していきます。
まずは貯金のメリットから話します。
貯金をやりすぎてもいい理由3選
貯金をやりすぎてもいい理由は以下の通りです。
- 安心感がある
- お金が増えるのは楽しい
- やりたいことが見つかった時に使える
順番に解説していきます。
安心感がある
貯金が多い方が安心感があります。
この安心感は何事にも変えられません。
下手な保険入るよりもよっぽど強いですよ。
保険と違い面倒な手続きをしなくてもすぐ引き出せますからね。
もっと貯金のありがたみを感じるために少し具体例を出していきます。
毎月の生活費が10万かかるケースを想定します。
貯金が10万の人と100万の人がいて、両者とも失業したとすると、
前者は1ヶ月しか持ちません。
それに比べて後者は10ヶ月持ちます。
貯金10万の人は、たった1ヶ月で次の仕事を決めないと生活が破綻するわけです(失業保険が出る場合は別)。
これってめちゃくちゃ恐怖だと思います。
実家暮らしの人ならまだ大丈夫ですが、もし1人暮らしなら家賃が払えなくなり追い出されるかもしれません。
そうなると最悪、路上生活をすることになるかもしれません。
都会に行くとわかりますが、実際に路上生活している人もいるので他人事ではないです。
いつ自分がそういう立場になるかわかりませんからね。
ですが、貯金をきちんとしている人ならしばらくは大丈夫です。
10ヶ月もあればその間に、次の仕事を決めればいいですから。
正社員に戻れなくても、最悪バイトすればなんとかなります。
僕も今は貯金あるからいいですが、もしこれがない状況を考えると、、、
怖くて無理です。
おそらく不安で眠れない毎日を送りそうです。
貯金さえあれば最悪の事態を回避できるので、し過ぎて困ることはないです。
お金が増えるのは楽しい
キレイゴト抜きにお金が増えるのは楽しいです。
100万だったのが、200万になって、300万になって、500万になって、、、
こうやって少しづつお金が増えるのは最高な気分です。
金持ちとは程遠いですが、少しづつ生活が楽になりそうな気がしてワクワクします。
例え、お金を使わなかったとしてもその気持ちだけで十分満たされる気がします。
少なくとも僕はそう思いますね。
僕の場合、初めて貯金が100万を超えたときはめちゃテンション上がってました。
つらい仕事を耐えて、余計な浪費は極力抑えて、ひたすら貯金して、、、
そんな生活を1年くらい続けてやっと貯められましたからね。
そこで貯金の喜びを知ったので、そのまま200万、300万と貯金は増えていきました。
まあ、その貯金は会社を辞めた後すっからかんになってしまいましたがね。。
それでもあの感動は忘れていません。
よって貯金している人はもっと喜べばいいですよ。
やりたいことが見つかった時に使える
貯金があればやりたいこと見つかった時にすぐ使えます。
やりたいことがあっても、お金ないからできませんでしたというのは悲しいですからね。
人生は一度しかないから、本当にやりたいことがあったらどんどん挑戦すべきです。
例えば、
- 飲食店を開く
- 世界一周旅行をする
- 習い事をする
- 趣味に打ち込む
- ゲーミングPCを買う
- 大学受験する(僕もやりました)
- 難関資格に挑戦する
- セミリタイアを目指す
などお金ないとできないことも貯金あれば可能です。
僕の場合でいうと、社会人になってから大学受験に挑戦した時期がありました。
僕は高卒だったので、少なからず大学に憧れがあったからですね。
予備校にも通いおおよそ120万くらいは使いました。
残念ながら大学受験には失敗しましたが、挑戦したこと事態に後悔はありません。
受験勉強で学んだ、忍耐力や競争の厳しさなどは今でも役立っています。
僕の大学受験についてもっと知りたい方はこちらの記事を参照ください。
27歳でフリーターから大学受験に挑戦した男の話【失敗しました】
僕以外に、医学部を目指して再受験している人とかも予備校にいたのでそういう道もありだと思います。
貯金があれば、予備校代やテキスト代、しばらくの生活費もなんとかなります。
仕事しながら勉強するのも大変ですからね。
真剣に叶えたい願いがあるなら貯金を叩いて挑戦してみてもいいと思います。
貯金を否定してくる人の特徴
貯金ばかりしていると否定してくる人も現れますよね。
ここでは、貯金を否定してくる人の特徴を僕なりにまとめたので紹介していきます。
具体的には以下の通りです。
- 貯金しなくてもいいくらい稼げる人(起業家など)
- 現金以外の資産を持っている人(不動産、株式など)
- 何かしらの商品やサービスを売りたい人(情報商材や高額塾など)
- 他人がお金持っていることに嫉妬している人
こういった特徴が考えられました。
順番に解説していきます。
貯金しなくてもいいくらい稼げる人
貯金しなくてもいいくらいの稼ぎがある人は貯金に否定的な傾向があると思います。
貯金するよりも自己投資したり、事業に投資した方がお金を増やせますからね。
特に成功した起業家の人はやたら自己投資の素晴らしさを説いてきます。
- 「貯金なんかしてもお金が増えない」
- 「貯金なんかするよりもそのお金を自己投資に使った方がいい」
- 「僕は自己投資を積極的にしたおかげで成功した」
のように熱く語ってくるわけです。
ですが、それはその人が成功できたからこそ言えることです。
仮に自己投資に500万払って失敗しました。
借金まみれになって、毎日返済の電話がくる。
そういう状況になったなら、自己投資サイコーなんて口が裂けても言えないと思います。
成功者の裏側には山のような失敗者が存在します。
それを理解せずに、闇雲に成功者の話ばかり聞くと大きな火傷をするわけです。
個人的にはよほど自分に自信がある人以外は、多額の自己投資を控えた方がいいと思います。
それよりも堅実に貯金していったほうが安全ですよ。
現金以外の資産を持っている人
こういう人の場合、あくまで過剰な貯金に対して否定的だと思います。
最低限の生活防衛資金を貯めたら、あとは資産運用したほうがいいと考えているからです。
理由としては、
- 貯金はインフレに弱い
- 貯金だけでは不安は消えないから
- 投資における複利の力を知っている
など貯金のデメリットと投資のメリットをよく知っているからだと思います。
実は僕もこれに関しては賛成の人間です。
僕自身、株式投資を1年以上やって資産運用の大事さを知りました。
特に複利の力に関してすごく学びました。
*複利とは、元本によって得られた利子に対してさらに利子がつく仕組みです。
下記の具体例を見ればよくわかると思います。
例えば、
1,000万を年利3%で複利運用したとします。
- 1年目:1,000万×1.03=1,030万
- 2年目:1,030万×1.03=1,060万9千
- 3年目:1,060万9千×1.03=1,092万7,270円
- ・・・
- 10年目:1,000万×1.03^10=1343万9,163円
このように資産運用したおかげで約343万もお金が増えるわけです。
もちろん投資は元本割れのリスクもあるので、こんな単純ではありません。
ですが、1,000万をただ銀行口座に預けているよりはいいと思います。
1,000万をメガバンクに預けても100円しか増えない
2022年2月時点でのメガバンクの普通預金金利は0.001%(税抜)です。
参考サイト
https://www.bk.mufg.jp/ippan/kinri/yen_yokin.html
つまり1,000万を預けても100円しか増えません。
仮に10年預けても1,000円ほどしか増えません(金額が少なすぎるため複利の効果は無視しています)。
このように貯金ばかりしてもお金が増えないことを知っているから、資産を持っている人は貯金に否定的な見方もするわけです。
ただ、投資は失敗して損するリスクもあるので、注意が必要です。
それに引き換え、銀行預金は元本保証されている(1,000万までなら)ので安全性は高いと思います。
その辺はバランスを考えてやっていくといいです。
何かしらの商品やサービスを売りたい人
このパターンに当てはまる人は要注意です。
自分の商品やサービスを売りたいがために貯金を否定してきますから。
特に稼ぐ系の情報商材や高額なビジネスセミナーなどに多いです。
貯金されると売れなくなるから、あらゆる手を尽くしてお金を使わせようとしてきます。
先ほどの成功した起業家と同じように、自己投資の素晴らしさを雄弁に語ってきます。
本当に実績のある人ならまだいいですが、経歴を詐称している連中もいるので気をつけてください。
基本的にこういう連中には近寄らないのが1番です。
ぶっちゃけ本当に稼げる情報あるなら誰にも教えませんよ。
自分がその情報を使って稼げばいいですから。
つまりその情報では稼げない可能性が高いから、販売しているわけです。
そして、その情報を売ったお金で奴らは富を築いている。。
この世の闇ですね。
他人がお金持っていることに嫉妬している人
このパターンの人は多いと思います。
人間って基本的に妬みや嫉妬が強い生き物です。
他人がお金を持っていることが気に入らなくて叩いてくる人もいるわけです。
- 「こういう貯金ばかりしているやるがいるから経済回らないんだ」
- 「貯金ばかりしていてつまんなそうな人生だな」
- 「お金持っているやつからガンガン税金取れ」
とかネット掲示板などでもよく見かけます。
正直、他人を叩いているヒマがあればその時間に働いて貯金を貯めればいいと思いますがね。。
この手のタイプの人は粘着質なので極力関わらない方がいいです。
こういう人に目をつけられないためには、あまり自分がお金を持っていることを公言しないのが大事です。
うかつに自分の貯金額を話してしまったら、面倒なことになります。
聞かれても適当に誤魔化しましょう。
貯金をやりすぎている人が気をつけること4選
貯金は大事ですが、気をつけるべきこともあります。
具体的には以下の通りです。
- 貯まったお金を一気に浪費しない
- お金の使い方も学ぶ
- 無理をしてまで貯金しない
- 他人と貯金額を比較しない
どれも大事なことを話しているので参考にしてください。
貯まったお金を一気に浪費しない
特に目的なく貯金を貯めている人にありがちです。
せっかく貯めたお金で、高級車を買ったり、ブランド品を買ったりするのはあまりおすすめしません。
お金は使うのは一瞬ですが、貯めるには長い年月がかかります。
そこで一気に使ってしまったら、後悔しても戻すことはできません。
他にも親のために家を買ってあげようと思っているという人を過去にネットで見ました。
確かにそれは素晴らしいことだと思いますが、個人的にはどうかと思います。
親と同居して暮らすならまだわかりますが、もし父母しかその家に住まないなら大きな家はいらないと思います。
掃除も大変だし、使わない部屋もたくさんあるでしょう。
そもそも普通の親なら、子供の大事な貯金を自分のために使うことに反対すると思います。
おそらく、「お前が頑張って貯めたお金なんだから、自分のために使いなさい」という気がします。
もし親孝行したいなら、旅行に連れていってあげるとか、プレゼントしてあげるとかで十分ですよ。
お金の使い方も学ぶ
貯めるのも大事ですが、お金の使い方も学びましょう。
有効的なお金の使い方ができれば、さらに人生は充実します。
お金の使い方を3つに分けると、
- 消費
- 浪費
- 投資
こんな感じになります。
消費は主に生活にかかるお金のことです。
食費や日用品、水道光熱費などが該当します。
家電が古いなら最新のものを購入する。
できるだけ健康にいい食材を買う。
シャンプーなど体に関わるものはできるだけ質のいいものを買う。
など費用対効果の高そうなものは、少し高くても買っていいと思います。
浪費は娯楽費や嗜好品を購入することです。
ぶっちゃけなくても生活は困りません。
ですが、浪費は心を潤してくれる効果があるので、ほどほどに楽しむ分にはいいでしょう。
特に、旅行など経験価値がある浪費はいいですね。
思い出にも残ると思うので、定期的に行ってもいいと思います。
最後に投資ですね。
投資といっても、自己投資なのか株式など金融資産への投資かに分かれます。
自己投資に関しては、書籍やYouTubeを使えば無料で学ぶこともできます。
僕も図書館に行って読書したり、YouTubeで勉強したりしていますが、かなりコスパいいです。
わざわざ怪しい情報商材を買う必要はありません。
金融資産への投資に関しては、まずは勉強するのが大事だと思います。
勉強といっても、投資セミナーに行く必要はなく、書籍などで勉強すればいいです。
投資系の書籍はたくさんありますが、とりあえず一冊をあげるとすれば「投資の大原則」という本が初心者におすすめです。
この本は投資系の本の中でも読みやすく、とても重要なことが書かれています。
著者のバートン・マルキールさんとチャールズ・エリスさんはどちらも投資界ではレジェンドと呼ばれる存在です。
その辺の適当な投資家が書いている本を読むよりも圧倒的に勉強になると思います。
無理をしてまで貯金しない
もし無理をして貯金をしているなら、少し財布の紐を緩くしてもいいと思います。
特に健康を犠牲にしてまで貯金するのはおすすめしません。
極端な話、もやしだけで生活するとか、寝る間を惜しんでダブルワークするとかはやめた方がいいです。
健康状態が悪くなれば、お金がいくらあっても直せないかもしれません。
貯金が1億あっても、寝たきりで生活しないといけなくなれば使えませんから。
それなら貯金が100万でも健康な状態の方がいいと僕は思います。
よって無理して貯金するのはやめましょう。
他人と貯金額を比較しない
他人と貯金額を比較してもしょうがないです。
上には上がいますし、比較したところであなたの貯金額が増えるわけではありません。
いちいち貯金マウントに付き合っていたら、焦りから貯金ペースが狂ってしまいます。
他人に勝とうとするあまり、リスクの高い投資に手を出したり、怪しい情報商材を買うことにつながりかねません。
そうなるとせっかく貯めたお金を全て溶かすことになる恐れがあります。
そうならないように、他人と貯金額を比較するのはやめましょう。
お金がありすぎて困ることはない
ぶっちゃけお金がありすぎて困ることはまずないです。
お金ない方があっっっっっっっっとう的に困りますから。
マクロ的な目線で言えば、貯金する人が増えすぎると経済が回らなくなるので困ります。
だからと言って、お金を使いまくってやばい状況になっても誰も助けてくれません。
国全体のことも大事かもしれませんが、自分と自分の周りの人の方が救う優先順位は高いと思います。
いざという時に困らないためにも備えはいくらしてもいいです。
ただ、貯金をしているから絶対に安心できるわけではないので、過信は禁物です。
貯金しつつも、稼ぐ力を鍛えたり、資産運用スキルを身につけるなどやった方がいいと思います。
守る力は十分にあるのだから、少しづつ攻めていきましょう。
そっちの方がより安心かつ楽しい人生になると思います。