こんにちは、ヤマモトです。
今回は、「公式を暗記したくない人のための高校物理がスッキリわかる本」という物理の本を読んだので感想を話していきます。
物理は思考力を鍛えるのに役立つ学問なので、とても勉強しがいがあります。
理系の話に興味のある方に参考になるかと思うので、どうぞお付き合いください。
本記事の内容
- 公式を暗記したくない人のための高校物理がスッキリわかる本のあらすじ
- 読んでよかった点を3つ紹介
- まとめ
公式を暗記したくない人のための高校物理がスッキリわかる本のあらすじ
本書のコンセプトは、物理公式の意味を日本語でしっかり解説していく点にあります。
意味不明な物理公式を丸暗記せずに、きちんと理解して覚えたい人に向いている本かと思います。
本書は、数式まみれではなくどちらかというと、文字ベースで解説されているので読みやすいです。
解説についても具体例などを出してわかりやすく解説してあるので、意味不明な点も少ないかと思います。
受験生向けの本ではありますが、問題などは掲載されていないので、大人の教養としても学びやすい作りになっていると言えます。
物理にたいして興味を持っている、思考能力を強化したい人などにもおすすめです。
読んでよかった点を3つ紹介
僕が本書を読んでよかった点を3つにまとめると以下のようになります。
- 読みもの的な感覚で読めた
- 公式の意味がしっかり日本語で解説されていた
- 日常に出てくる単語の意味がきちんと理解できた
どれもすごく役立ったことなので参考にしてください。
読みもの的な感覚で読めた
本書には数式もでてきますが、基本的に読み物感覚で読めます。
なので、理系の話が苦手な人でもとっつきやすいと思います(それでも結構むずいですが)。
物理苦手な人が、数式まみれの本を読んだら高確率でアレルギー反応起こしますからね。
本書のような文字中心だとすごいありがたいです。
ちなみに問題はついていないので、問題集として利用したい人には不向きかもしれません。
しかし、受験問題を解く必要がない大人の教養としてはいいかなと思っています。
公式の意味がしっかり日本語で解説されていた
本書では公式の意味がしっかりと日本語で解説されていました。
一般的な教科書や参考書では、公式の意味をはしょっているものが多いのでよくわからずに丸暗記している人も多いと思います。
それと違い本書では、公式の意味が丁寧に書かれていたのでわかりやすかったです。
本書によると物理で書かれている公式は、基本的に全て日本語に訳すことができるらしいです。
日常で起きている自然現象を厳密に解説するために、数式を使っているだけだとも書かれていましたね。
運動方程式「F=ma」を日本語に訳すと、「物体は力を加えると動く」というごく当たり前のことなんですよ。
他の公式に関しても、日本語で訳されているのでとても勉強になると思います。
日常に出てくる単語の意味がきちんと理解できた
日常に出てくるような単語の意味がきちんと理解できたのも、本書を読んでよかった点です。
例えば、レンズについてとかですね。
一般的にレンズというと、虫めがねやコンタクトレンズなどを思い浮かべますよね。
しかし、レンズの厳密な意味はあまり知られていないと思います。
本書によるとレンズは、「すべて同一の点を通るような屈折が生じる」道具という意味らしいです。
具体的にいうと、虫めがねを太陽にかざすと光が一点に集中して紙を焦がすことができるとかですね。
つまりレンズは、光を一点に集めるような道具というわけです。
そういう日常当たり前に出てくることの意味を知ると、知的好奇心が刺激されて面白いですよ。
世の中の現象について深く考察するのは、生涯役にたつスキルだと思うので身につけておいて損はないと思います。
まとめ
僕が本書を読んでよかった点をまとめると、
- 読みもの的な感覚で読めた
- 公式の意味がしっかり日本語で解説されていた
- 日常に出てくる単語の意味がきちんと理解できた
物理を勉強すると、思考能力が高まるので専門家にならない人にもおすすめです。
確かに内容が難しくて、とっつきにくい学問ではありますが、学んでみると以外に面白かったりします。
僕自身こうやって本書のことを解説してきましたが、正直まだまだよくわからないことが多いです。
なので、何度も読み直して血肉にしていこうかと思います。
せめて力学くらいはきちんと覚えられるようにしたいかなといったところです。